肥薩の鉄道旅

2016年の熊本での地震により,九州ふっこう割という,熊本・大分に宿泊すると最大70%,他の九州の県で最大50%の補助金がでるという制度ができました.
これを使って九州に行ってきました.3万ちょいになる1泊と往復飛行機のプランを選択し,2万の補助が得られました.片道の交通費よりも安いです.
熊本から肥薩おれんじ鉄道おれんじ鉄道で南下し,肥薩線の明治に建築された駅舎を鑑賞してから,いざぶろう・しんぺい号という観光列車に乗って戻ってくるという鉄道旅をしました.


肥薩おれんじ鉄道

(2016年8月21日)

八代駅から肥薩おれんじ鉄道に乗って,この日泊まる出水まで行きます.

ちょうどこの日は感謝デーで,通常なら1840円の運賃が300円になりました.

写真に写っているのはJR側のホーム.新幹線が開通してから八代から川内までの区間はJRから肥薩おれんじ鉄道に経営移管されたため,鹿児島本線はここでいったん途切れます.
また,八代妙見祭の看板の付いた日本製紙の工場が見えました.

肥薩おれんじ鉄道の列車です.

八代海,別称不知火海に沿って列車は走っていきます.遠くに天草と夕日が見えます.

途中の駅でおれんじ食堂とすれ違いました.

くまもんのラッピング電車も見ました.


さらに日が沈んで赤くなっていきました.


出水で降りました.出水は鶴の飛来する町だそうです

(2016年8月21日)
翌朝,出水から川内まで再び肥薩おれんじ鉄道に乗りました.

緑一色の水田.

おれんじ鉄道の名にふさわしい電車とすれ違い.

今日は東シナ海が見えます.

昨日の八代海は砂浜が広がっていましたが,今日は岩もちらちら見られます.

川内川.


川内から肥薩線まで

川内駅で降りて,次の電車まで駅構内を少しうろつきました.
川内には喧嘩綱とも呼ばれる祭りがあるようです.

この後,スケジュールの都合により川内から鹿児島中央まで1駅ですが新幹線に乗りました.

鹿児島中央駅です.大きな駅です.


隣の鹿児島駅に行くべく,電車に乗りました.ちょうど乗れるのは特急はやとの風でした.1駅なので特急に乗るメリットはありませんが,料金は300円程度だったので乗りました.

鹿児島駅です.
県名を冠した駅ですが,鹿児島中央に比べるとちんまいです.

鹿児島駅の跨線橋から桜島が見えました.



鹿児島から日豊本線に乗って隼人まで行きました.
路線は鹿児島湾に沿っているため,桜島がよく見えました.


嘉例川駅

隼人駅から肥薩線に乗り,嘉例川駅で降りました.明治に建築された駅舎が保存された駅です.
小さな駅ですが,有名なようでけっこう人が訪れていました.

次の電車が来るまで1時間半ほどあったので,人がいなくなるタイミングまで待つ余裕はありました.

待合室です.

この駅に居ついているという猫です.ずっと寝ていました.

隣の部屋には,昔使われていた道具が置かれていました.

ホームです.


大隅横川駅

嘉例川駅から肥薩線に乗り,次は大隅横川駅に来ました.こちらも明治に建築された駅舎で,嘉例川駅よりも何か月か先に建てられた,鹿児島県最古の木造建築です.

駅の中です.
嘉例川駅は観光地化していましたが,ここは観光客は見られず,地元の方が集まって昼を食べたりしつつ持ち寄ったものを売ったりしていました.

硬券ホルダー.あらかじめ発駅と着駅とが印刷された切符を収納する棚です.

ホームから駅舎.
ほおずきが下げられていました.

太平洋戦争時の機銃掃射の痕跡が遺されています.



今は使われていない島式ホームも遺されていて,歩いていけます.

島式ホームの奥には,通票受け器がそのまま遺されていました.
通票受け器とは同一区間に2つの電車が入らないための仕組み(閉塞)に使うもので,ここに通票(タブレット)を掛けたりします.


いざぶろう・しんぺい号

大隅横川駅からまた肥薩線に乗り,吉松駅に来ました.ここで乗り換えですが,次の電車まで1時間ほどあるので,周辺を散策しつつ待ちました.

ちょっとおもしろかったのは待合室.畳とちゃぶ台がありました.

しばらくすると目的の電車が来ました.
今回の旅のメインとも言うべき観光列車,いざぶろう・しんぺい号です.
ちなみに名前の由来は明治の鉄道の偉人で,上りがしんぺい号,下りがいざぶろう号となります.


車内です.観光列車と呼ぶにふさわしい作りです.
なおこちらは指定席のエリア.車内のほとんどは指定席です.

こちらは自由席.今回乗った列車には13席しかないとアナウンスされていました.

吉松の次の真幸駅で降りたときの写真.
いざぶろう・しんぺい号は吉松-人吉間の各駅でしばらく停車し,駅と周辺を散策できます.

真幸駅ではスイッチバック(急な勾配を登るために逆方向に折り返す)が行われます.
写真はスイッチバック後.真幸駅が下の方に見えます.


次の駅までに,日本三大車窓のひとつ「矢岳越え」があります.
電車は停車し「窓を開けてお楽しみください」とアナウンスされます.

矢岳駅ではSL展示館があります.

大畑駅はわが国唯一のループ線(急な勾配を登るためにループ状にした線路)とスイッチバックの複合線という,鉄道マニア垂涎のポイントがあります.
そこに入る前に「その大畑駅が遠くに見えます」とアナウンスが入って停まったときの写真です.

大畑駅からの写真.駅から見てもよくわかりません.

大畑駅に着たときに雨が降ってきました.矢岳越えのときでなくてよかったです.


人吉以降は,日本三大急流のひとつである球磨川に沿って進んで行きます.

1906年にアメリカが設計製作した球磨川第一橋梁を通過します.
通過の様子を車両の前のモニターで確認しました.


球磨川眺めはまだ続きます.

八代駅付近の河口まできて,ここで球磨川とお別れです.


熊本

(2016年8月22日)

熊本で宿泊し,翌朝ホテルから見た熊本城はボロボロでした.

ホテルを出て,熊本城を見に行きました.
宇土櫓と奥に大小天守.築城から現存している宇土櫓は無事ですが,長櫓がなくなっていました.

戌亥櫓.下の石垣が崩れています.

武者返しで有名な熊本城の石垣.全部が崩れたわけではありません.

昔見た北十八間櫓は崩れてしまいました.

立ち入り禁止の場所が多かったです.

熊本城稲荷神社は裏手が崩れ,立ち入り禁止でした.

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